日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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再生医療

2019年1月7日(月) 日本経済新聞 朝刊

細胞を培養・加工し投与
 人体の組織や臓器を再生して機能を復活させる医療技術や製品を総称して再生医療と呼ぶ。日本では主に、病気の治療やけがなどで傷ついた身体の機能修復に利用する。人の細胞を培養・加工したものを法律上「再生医療等製品」と定義し、保険が適用できるようにしている。
 様々な組織に分化できる万能細胞の一種、胚性幹細胞(ES)の技術が確立した1990年代後半以降、研究が活発化した。07年のヒトiPS細胞の作製成功でさらに期待が高まった。現在、国から認められている再生医療等製品は、皮膚や心筋シートなど18年末時点で5製品にとどまる。ニプロの脊髄損傷向け幹細胞「ステミラック」などが新しい製品として期待されている。
 各社が膝関節の軟骨再生に力を入れる背景の一つに、市場規模が大きいことがある。特に多いのが変形性膝関節症で、症状がある患者は国内で約800万人と推定されている。重症化すれば人工関節を埋め込む必要があり、1人200万円ほど医療費がかかる。毎年約8万人が手術を受けており、これだけでも2000億円近い市場がある。