日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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パッシブ運用

2019年2月2日(土) 日本経済新聞 朝刊

コスト抑え、人気拡大
 株価指数に連動した運用成績をめざす投資手法のこと。指数を構成する銘柄を機械的に売買する。対極にあるのが、企業調査を踏まえ収益機会のある銘柄に絞って投資するアクティブ運用だ。パッシブ運用はこうした調査を必要としないため、運用の手数料を抑えることができる。上場投資信託(ETF)はパッシブ運用の一種だ。
 パッシブ人気は拡大している。モーニングスター・ダイレクトによると、2018年末時点でのパッシブ運用の残高は6兆7475億ドル(約740兆円)で、5年前と比べると2倍近くになっている。金融市場の混乱を受けて17年末に比べて残高は3%減少したが、減少率はアクティブ運用(13%)よりも小さい。
 パッシブ運用の拡大は市場にひずみを生むとの指摘もある。たとえば、優良企業の株価は高く、不振企業の株価は安く評価される、市場の「価格発見機能」を弱めるおそれがある。ヘッジファンドにとっては、不振企業の株を空売りしてもパッシブ買いで株価が下がりにくく、収益機会の減少につながっているとの見方がある。