日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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国有地

2019年5月22日(水) 日本経済新聞 朝刊

未利用の土地、3626億円
 国有財産は現時点で106兆8千億円あり、うち2割弱の18兆2千億円分が土地(国有地)となっている。国有地は財務省が一括して管理している。国有地でもっとも大きいのは公用地の11兆円で、防衛施設(4兆円)や空港施設(7千億円)を含む。横田飛行場や横須賀海軍の施設など、在日米軍に提供している土地は2兆円だ。東京の代々木公園や大阪の大阪城公園など、地方公共団体に貸し付けている土地は1.8兆円。皇居や御所など皇室用の国有地は6千億円ある。
 明確な目的に割り当てられている土地とは異なる未利用の国有地は3626億円にのぼる。厳しい財政状況もあり、これまで国が保有する必要性の薄いものは売却を進めてきた。たとえば1999年度には1兆8108億円あり、現在の約5倍の残高があった。
 その後、売却するだけでなく、国の政策目的に合った事業に貸し付けるべきだという声も出てきた。2010年8月には「社会福祉施設を整備する地方公共団体」に、定期借地権での貸付制度を導入した。売却を基本としつつも、医療施設など一部の公共性の高い施設向けには貸し出しも実施している。