日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

  • はてなブックマーク
  • Facebook
  • mixiチェック
  • Twitter
  • LinkedIn

ROE

2019年5月23日(木) 日本経済新聞 朝刊

投資家が重視株価と連動傾向
 「Return On Equity」の略語で、企業が株主から預かった資本をどのくらい効率的に使って稼いでいるかを示す。より少ない資本で多くの利益を稼けば稼ぐほどROEは高まる。株式投資家が重視する指標のひとつで、ROEが高まると、株価も上昇する傾向にある。
 ROEの計算式は、純利益を自己資本で割って算出するほか、3要素に分解することもできる。売上高に対する利益の比率を示す売上高純利益率と、保有する資産の効率を示す総資産回転率、銀行などから借りた負債をどれだけうまく活用したかを示す財務レバレッジの3つをかけあわせる。
 自社株買いを実施すると、実質的に発行済み株式数が減少し、自己資本が減少する。自社株買いや配当など株主還元を厚くするとROEが上がるのはこのためだ。一方、借入金の増加で財務レバレッジを高めてもROEは上がりやすい。ROE向上には、自社株買いや配当などの株主還元策だけでなく、負債を上手に活用した経営戦略も有効となる。