日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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ホルムズ海峡

2019年6月15日(土) 日本経済新聞 朝刊

エネルギー供給の大動脈
 イランやサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)などの産油国が面するペルシャ湾とオマーン湾の間に位置する。原油と石油製品を合わせて日量約1700万バレルが行き交うエネルギー供給の大動脈だ。タンカーはS字型に曲がった航路を何度も舵(かじ)を切りながら進む必要があり、航行の難所とされる。1日平均14隻が通過する混雑海域でもある。
 イランやサウジなど、中東地域の大国に近いという地理的な特徴から、ホルムズ海峡は過去にも攻撃の脅威にさらされてきた。2010年7月には、商船三井が運航するタンカーが爆発し、アルカイダ系の武装組織が犯行声明を出した。トランプ米政権によるイラン産原油の禁輸措置に反発して、4月にはイランの革命防衛隊がホルムズ海峡の封鎖を警告した。
 仮に海峡が封鎖されれば、世界のエネルギー市場に深刻な影響をもたらす。日本は原油輸入の8~9割を中東に頼っており、ほとんどがホルムズ海峡を通って日本に運ばれる。安全な航行は日本のエネルギー政策にとっても極めて重要な意味を持つ。