日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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EMS

2019年7月4日(木) 日本経済新聞 朝刊

スマホなど対象品目広がる
 エレクトロニクス・マニュファクチャリング・サービスの略。独自ブランドを持たず、電子機器の生産を複数の企業から受託するサービスを指す。対象となる製品は当初、パソコンなど汎用的な部品を組み立てて生産するものが中心だったが、近年はスマートフォンや薄型テレビなど付加価値の高い幅広い品目に広がっている。
 EMSは1990年代に米IT(情報技術)大手の生産体制見直しに伴い発達してきた。中でも世界首位の鴻海精密工業や大手の和碩聯合科技(ペガトロン)といった台湾勢は、中国に生産拠点を設けて安価な労働力を活用することで事業を拡大してきた。
 ただ最近では中国を中心に人件費の上昇が続くほか、受注競争も激化し、EMS大手の成長は鈍化傾向にある。パソコンやスマホの世界市場も頭打ちになりつつあるなか、受託生産にとどまらず自社で独自製品を開発するなど、事業の多角化を図る動きが広がっている。