日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

  • はてなブックマーク
  • Facebook
  • mixiチェック
  • Twitter
  • LinkedIn

中国の環境車規制

2019年7月13日(土) 日本経済新聞 朝刊

生産目標未達なら罰則
 中国では電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)を「新エネルギー車(NEV)」と定義し、政府が普及を促進している。2019年からは自動車メーカーに中国での生産台数(輸入も含む)の一定比率をNEVにするように義務付ける「NEV規制」を本格的に始めた。NEVにはハイブリッド車(HV)は含んでいない。
 規制により、自動車メーカーは19年に生産台数の10%、20年に12%に相当するNEVを生産する必要がある。目標が未達の場合、達成した企業から余剰分を「クレジット」として買い取るか、車の販売が制限される罰則を受ける。ただ、19年の目標は未達であっても20年に繰り越して達成すればよい緩和措置が設けられている。
 NEV規制は中国政府から多額の補助金を受けてきたことで生産体制が整う中国メーカーが有利となる。このため外資系メーカーの多くが反発し、規制の導入は当初案の18年から19年に延期されたという経緯がある。中国政府は18年に約125万台だったNEVの販売台数を25年に700万台に引き上げる計画を掲げており、規制の運用を拡大して達成を目指している。