日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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家計債務

2019年7月28日(日) 日本経済新聞 朝刊

主要国全体で5000兆円
 家計部門が抱える金融機関などからの借金。大半を占めるのが住宅、自動車のローンで、ほかにクレジットカードを使った借り入れなどがある。国際決済銀行(BIS)によるとデータがある43カ国・地域の合計の家計債務は18年末で46兆ドル(約5000兆円)で、国内総生産(GDP)比では60%にのぼる。企業債務(金融除く)と政府債務をあわせたものが全体の債務となる。
 世界の家計債務比率は08年のリーマン危機後、横ばいで推移してきたが、新興国と先進国で二極化している。危機前と比較すると、新興国は23%から40%に高まる一方、先進国は82%から72%に減った。中国が34ポイント増やし、米国は22ポイント減らした。
 経済成長との関係が深いのが、住宅ローンだ。ローンをテコにした住宅需要は一時的にGDPを押し上げる。半面、ローンの規模は家計の平均所得の数倍以上、返済期間は数十年にわたることが一般的だ。ローンの返済は中長期にわたって家計の負担となり、経済の下方圧力となる。住宅の資産価値の変動も、消費マインドに影響する。