日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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人民元相場

2019年8月6日(火) 日本経済新聞 朝刊

「基準値」の上下2%で変動
 中国の通貨である人民元の為替相場で、中国本土で流通する「オンショア人民元」と香港など中国本土外で取引される「オフショア人民元」のふたつがある。2009年に人民元が貿易決済通貨として使えるようになった後の10年に香港にオフショア市場が誕生した。
 オンショア人民元相場は中国人民銀行(中央銀行)が毎朝公表する「基準値」の上下2%の範囲内で変動する。基準値は銀行が報告する前日の終値のほか、ドルやユーロなどの動きを参考に人民銀行が独自に算出している。市場参加者が算出した値と乖離(かいり)することがあり基準値設定に当局の意向が反映されるとの見方が強い。
 オフショア人民元市場は基準値が存在せず、実勢を先取りして動く傾向がある。5日はオフショア人民元が先行して7元台を付けた。人民元相場は国際金融情勢を背景にして、歴史的に「変動」と「固定」を繰り返してきた。アジア通貨危機やリーマン・ショック後の経済が不安定な時期には米ドルと連動し、相場が固定された。