日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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ESG

2019年8月12日(月) 日本経済新聞 朝刊

企業のブランド力に寄与
 「Environment(環境)」「Social(社会)」「Governance(企業統治)」の頭文字を取った略語。CSR(企業の社会的責任)活動は利益の一部を社会に還元する意味合いが強かったが、ESGは環境や社会への配慮、企業統治の向上を通じて企業価値の拡大を目指す点で違いがある。
 企業がESGに積極的に取り組むとブランド力向上や事業リスクの低減につながり、持続的な成長が可能になるとされる。国連が2006年に「責任投資原則(PRI)」の考えを提唱し、機関投資家にESGの視点を盛り込んだ投資を求めたこともESGが注目される契機になった。
 企業のESGは損益計算書や貸借対照表から判断するのは難しく、調査会社が算出するスコアが参考にされている。大手の米MSCIは二酸化炭素(CO2)排出や労働安全衛生、企業倫理など約40の重要課題を定めている。これらのうち、リスクが顕在化した場合に財務に影響を与える項目を業種ごとに6~10程度選び、取り組みを評価している。