日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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マイナス金利

2019年9月8日(日) 日本経済新聞 朝刊

民間銀行に貸し出し促す
 通常の金融のルールとは逆に、貸し手が金利を負担する状態のこと。中央銀行が政策金利をゼロ未満にする「マイナス金利政策」と、債券の利回りがマイナスになる場合では仕組みや意味合いに違いがある。
 民間銀行は中央銀行にお金を預けることができ、この際の金利をマイナスにするのが「マイナス金利政策」だ。民間銀行が損を被るのを嫌って、お金を企業などへの貸し出しにまわすよう促す狙いがある。一方、銀行の収益を圧迫する副作用もあり、異例の金融緩和策といえる。2008年の金融危機後、通常の利下げや量的緩和の効果は限られ、12年にデンマークが導入し、欧州中央銀行(ECB)や日銀も追随した。
 債券のマイナス利回りは債券の価格が将来分も含めた金利収入と満期時に返ってくる元本の合計額よりも値上がりした状態を指す。債券は株式などよりも不況に強い性質を持つため、景況感の悪化は債券買いを促す。この勢いが極端に強まると、利回りはマイナスまで落ち込む。マイナス金利政策で債券利回りのベースが押し下げられている影響もある。