日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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原油の性質

2019年9月22日(日) 日本経済新聞 朝刊

油田・生産方法で成分に差
 原油は中東や米国など産出される油田や生産方法で成分が異なる。広く使われているのは「API」と呼ばれる比重を基準にする方法で、軽質油や中質油、重質油などに分類される。比重の軽い原油の方が安い処理コストで付加価値の高い石油製品や化学原料を多く生産できるため、高い価格で取引される。
 日本が輸入する原油はサウジアラビアなど中東産の軽質原油が多く、一般的にガソリンや軽油などを作りやすいとされる。重質油は沸点の高いアスファルトなどの残さ成分が多く含まれ、追加処理が必要だ。軽質油よりも処理コストが高くなる傾向があり、重質油の産地はベネズエラやカナダに多い。
 米国のシェールオイルの多くが軽質原油で、世界各地への輸出を増やしている。米国は2020年にエネルギーの輸出が輸入を上回る純輸出国になる見通しだ。世界的に石油需要は軽質油に移っていくとみられている。