日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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LNG

2019年9月24日(火) 日本経済新聞 朝刊

日本企業にノウハウ
 天然ガスをマイナス162度に冷却して液体にしたもの。液化すると体積が気体の600分の1になる特性を持つため輸送・貯蔵に適しており、専用の船で一度に大量に運べる。燃焼したときに発生する二酸化炭素(CO2)が化石燃料の中でも特に少ないのも特徴だ。脱炭素の機運が世界的に高まる中で石炭からシフトする動きも出ている。
 消費国では日本が50年前に輸入を開始するなど先駆けていて、現在も最大のLNG輸入国として存在感が大きい。直近では中国や東南アジア各国での需要が経済成長とともに高まっている。LNG開発・調達から必要な設備の建設でノウハウを持つ日本企業が進出する余地が大きい分野でもある。
 産出国はロシア、オーストラリア、カタールなど多様だ。米国では2000年代半ばから「シェール革命」によって経済的に見合うコストの生産が増えた。国際エネルギー機関(IEA)によれば、25年には世界の純輸出シェアで米国は1割を超す見通し。米国から中東への輸入依存度が下がり、トランプ政権下の外交・通商政策にも影響を与えている。