日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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自社株買い

2019年10月13日(日) 日本経済新聞 朝刊

1株利益・ROEを改善
 企業が過去に発行した株式を自社で買い取ること。自社株買いした株式は議決権がなく配当も支払われない。株式市場に出回る株式数が減るため、利益が同水準であれば、投資家が重視する1株利益や自己資本利益率(ROE)が改善する。配当に並ぶ株主還元の手段として実施する企業が増えている。
 主に現預金が豊富な企業に対して、投資家などから自社株買いの要請が強い。金融機関などとの株式持ち合い解消を急ぐ企業の間では、手放す株の受け皿として活用する場合もある。自社株買いの具体的な手法としては、取引時間中に市場価格で買い取る手法や、取引時間外に直近の終値などを参考にして買い取る手法がある。
 企業が買い取った株は金庫株となり、当面の用途がない場合は消却される。金庫株となった自社株は株式交換によるM&A(合併・買収)などに使われる。一方、企業が自社株を消却すると、将来自社株が再び市場に流通する可能性がなくなったと判断され、株価が押し上げられることがある。