日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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ブロックチェーン

2019年10月14日(月) 日本経済新聞 朝刊

データ分散管理、高い安全性
 インターネット上の複数のコンピューターで取引の記録を共有し、互いに監視し合いながら正しい記録を鎖(チェーン)のようにつないで蓄積するデータ管理技術。「分散型台帳」ともいわれる。もともとは仮想通貨「ビットコイン」向けに開発された技術だ。巨大なサーバーで一括管理する従来の手法に比べてシステムを低コストで構築できる。データの固まりをブロックでつなげて保存していくため、過去のデータの書き換えは事実上不可能で、改ざんリスクが低いといわれる。
 米フェイスブックが提唱するデジタル通貨「リブラ」にもこうした技術が使われる見込み。国際送金や個人間送金の手数料を大幅に下げられ、金融向けの応用が先行している。取引履歴の書き換えが不可能といった利点は金融にとどまらない。社会インフラを支える新たな情報システムを実現できる可能性があり「インターネット以来の発明」とも呼ばれる。
 電力では、太陽光発電などの再生可能エネルギーの証明に使えるとみられる。物流管理では荷物の現在地を把握するだけではなく、保管時の温度といった環境状態まで管理できる可能性がある。大型サーバーへの負荷を軽減できるため、電子商取引(EC)で注文が殺到しても決済が滞りにくいという利点もある。