日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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CASE

2019年11月8日(金) 日本経済新聞 朝刊

電動車、35年に10倍
 自動車の次世代技術やサービスの新たな潮流を表す英語の頭文字4つをつなげた造語。「C=コネクテッド(つながる)」「A=オートノマス(自動運転)」「S=シェアリング(共有)」「E=エレクトリシティー(電動化)」を指す。100年に1度の大変革を自動車産業にもたらす可能性がある。
 将来的に4つの技術が完全に実用化されれば、自動車は「所有」から「共有」にシフトする。人間が運転しなくてもロボットが目的地に運んでくれる。動力源もガソリンを使う内燃機関から電気式モーターに切り替わると期待される。調査会社の富士経済によると、2035年には電気自動車(EV)、ハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド車(PHV)を合わせた電動車の世界市場が18年に比べて約10倍の4090万台にまで増加する。
 実現には課題も多い。高機能の次世代車は膨大なセンサーやレーダーなど電装品を積み、IT(情報技術)で機能をコントロールしなければならない。巨額の研究開発や投資費用がかかり、自動車メーカーの業績を圧迫する。自動運転の安全性確立も道半ばだ。一方、自動車がITで外部とつながれば情報を活用したシェアリングサービスなど新たな事業機会は広がり、異業種参入は増えそうだ。