日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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サウジの改革

2019年11月18日(月) 日本経済新聞 朝刊

皇太子の手法に懸念も
 中東サウジアラビアの経済や財政は豊富な石油資源がもたらす収入に大きく依存してきた。しかし、21世紀半ばに世界の石油需要はピークを迎える見通し。若者の雇用をつくりだすことは急務だ。実力者ムハンマド皇太子は「ビジョン2030」と名付けた改革プランを提示し、民間部門の発展や社会の近代化を推し進めると宣言した。
 皇太子の性急な政治手法や強権的な外交姿勢には懸念も向けられる。2018年10月に政府批判の著名記者が殺害された事件では関与を指摘された。国際社会の反対を押し切りイエメン内戦に介入し、隣国カタールに断交を突きつけた。イラン敵視を鮮明にし対立を深めた。
 世界最大の石油輸出国サウジはアラブ世界のリーダーであり、イスラム教の二大聖地も抱える。他のアラブの国はサウジの改革を手本と位置づける。サウジの改革の成否は一国にとどまらない影響がある。