日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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信用取引

2019年11月30日(土) 日本経済新聞 朝刊

元手以上、証券会社に借り売買
 投資家が元手以上の株式取引ができる仕組みで、信用取引による買いなら資金を、信用取引による売りなら株券を証券会社から借りて売買する。資金を借りた場合は金利を、株券なら貸株料を支払うことになる。投資家にとっては現物株式に比べるとコスト高となる。返済期限が設定されていることが多く、比較的短期の売買で利用されることが多い。
 金利収入は証券会社にとっては株式や投資信託の売買に伴う手数料収入に次ぐ重要な収益源となっている。証券業界全体では、調達コストを差し引いた金利収益は年間で3000億円程度にのぼる。例えばカブドットコム証券では、信用買いにかかる金利は1.69%超となっており、国債金利などと比べると大幅に高い。ベースとなる長期金利が高い米国のインターネット証券では7~8%程度に達するケースもある。
 残高をより多く獲得するため、証券会社は信用取引の手数料でも値下げ競争を繰り広げてきた。一部のネット証券では、取引を始めたその日のうちに反対売買をして手じまうなど、一定の条件を満たすと手数料が無料になるところもある。もっとも、信用取引は想定した方向と逆に株価が動くと、現物株に比べて損失が大きく広がるため初心者層などには広がっていない。