日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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処方薬

2019年12月7日(土) 日本経済新聞 朝刊

有効性高い半面、副作用も
 医療機関での医師の診断に基づき、患者の体質や症状に応じて処方される医薬品を指す。医療用医薬品とも呼ばれる。薬価の1~3割の自己負担額を除いた分が、医療保険で原則償還される。有効性が高い半面、副作用が出ることもあり、医師の処方がなくても薬局などで購入でき効き目が穏やかな一般用医薬品(市販薬)とは明確に区別されている。
 米医薬サービス・調査会社のIQVIAによると、日本の医療用医薬品の2018年の市場規模は売上金額ベースで約10兆3375億円で、ピーク時の16年から2年連続で減少した。高齢化で社会保障費が増大するなか、政府が医療費の伸びを薬剤費の引き下げで抑える政策の影響がある。
 18年6月からは愛知県など一部の戦略特区でインターネットを通じて医療用医薬品を受け取ることができる仕組みが解禁となった。ただ特区で対象となる患者は限定されている。政府は20年度以降、全国でも同様の取り組みを普及させたい考えだが、安易な使い方の増加や副作用の管理といった課題も指摘される。