日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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画像診断機器

2019年12月18日(水) 日本経済新聞 朝刊

手術前、病状特定に活用
 患者を撮影した画像から病気やケガの状態をチェックする医療機器。血液検査などで病気の兆候がみつかったときや手術前に患部を撮影し、腫瘍があるかどうかなど病状を特定する目的で使われることが多い。主力はコンピューター断層撮影装置(CT)、磁気共鳴画像装置(MRI)といった大型の診断装置だ。
 2018年の世界の市場規模は417億ドル(約4兆5700億円)と前年から5%増えた。各国の保険制度や病院の設備投資に左右されやすい面もあるが、市場は米国が最大で、新興国などがけん引役となり、市場全体が伸びる見込みだ。日本は既に装置の数が多く、市場は飽和気味と指摘する声もある。例えば、CTは100万人あたり111台と、米国の2.5倍以上となっている。
 機器の性能が高まり、多くの情報を得られるようになった半面、データを読み解く医師の負担が増している。医療機器大手は画像から異変を見つける人工知能(AI)や、輪切りにした画像をつなげて患者の3Dモデルをつくるといったプログラムの開発に力を入れている。診断を支援するソフトウエアが新たな競争分野になりつつある。