日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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台湾の総統

2020年1月12日(日) 日本経済新聞 朝刊

任期は最長2期8年
 台湾の最高指導者。元首に相当し、任期は最長で2期8年。行政院長(首相に相当)の任命権を持ち、陸海空軍を統帥する。総統選には副総統候補者とペアで立候補する。かつては間接選挙で選ばれてきたが、1996年から民主化に伴い直接選挙が導入された。投票権は20歳で得る。今回の有権者数は全体で約1931万人。
 初代の民選総統は「台湾民主化の父」である国民党の李登輝氏。2000年に台湾独立志向を持つ民主進歩党(民進党)へ初の政権交代が起きたが、08年に国民党が政権を奪回した。16年には民進党の蔡英文(ツァイ・インウェン)氏が初の女性として総統に就任した。12年から立法委員(国会議員に相当)選挙も同時実施されるようになった。当選した正副総統が就任するのは5月20日。
 総統の立場は中台関係を左右する。08年に就任した国民党の馬英九氏は中国との経済交流を推進した。15年11月には戦後の中台分断から初めての中台首脳会談が実現した。16年に「一つの中国」原則を認めない蔡氏が総統に就任すると、国民党政権による8年間の対中融和路線から転換。中国側は台湾との当局間対話を停止した。