日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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ネット広告

2020年1月16日(木) 日本経済新聞 朝刊

リーマン危機後に高度化
 ネット上で表示される広告を指す。テレビCMや新聞広告といった従来の手法に比べ、クリック率などの指標で正確に広告効果を測れるのが特徴だ。あらかじめ掲載期間や場所を固定した「バナー型」、検索エンジンでの検索結果に応じた「検索連動型」、閲覧ソフトの履歴にあわせた「ターゲティング型」などの手法がある。
 ネット広告そのものは1990年代中ごろに登場した。当初は比較的単純なバナー広告が中心だったが、2008年にリーマン・ショックが起きると、失業した金融工学の専門家らが広告業界に大量流入。株取引の仕組みを応用した高度な「アドテクノロジー(広告関連技術)」が広がった。
 閲覧履歴(クッキー)を使う「ターゲティング(狙う)広告」もその一種で、現在はネット広告全体の約7割を占める主流の技術になった。ただ企業の間で情報が拡散してしまう恐れや、病歴や政治信条など知られたくない情報まで割り出されてしまうリスクが問題になっていた。このため欧州連合(EU)を皮切りに、各国がクッキー規制に乗り出している。