日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

  • はてなブックマーク
  • Facebook
  • mixiチェック
  • Twitter
  • LinkedIn

暑さ指数

2020年1月25日(土) 日本経済新聞 朝刊

熱中症リスクを判定
 熱中症予防のための基準。イベントや作業、軍事訓練などの中止・中断の判断に使われる。国際標準化機構(ISO)が認めている「WBGT」が標準的な指標として普及している。日本の環境省も熱中症予防の参考データとして、ホームページなどで公表している。単位は気温と同じ「度」で示される。
 同じ気温でも湿度が高い方が熱中症の患者は増える。現在の指数は専用機で実測定できるが、将来の指数は湿度や日射、気流も加味した計算式を使って予測する。身体からの熱の放出を妨げる様々な要素を取り入れており、単純な気温より熱中症リスクを正確に判定できる。暑さ指数が28を超えると、熱中症患者が急に増えるとされる。日本スポーツ協会は、立ち見観戦や軽い作業も含む運動時は、28以上を「厳重警戒」状態としている。
 競技ごとに基準が設定されており、マラソンは28、トライアスロンは32が競技中止の目安だ。19年9月のドーハ世界陸上女子マラソンは過去の平均データが28を下回った深夜に開催したが、競技当日は30に迫る水準となり、途中棄権が4割を超えた。