日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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中国製造2025

2020年2月4日(火) 日本経済新聞 朝刊

武漢、AI開発などの拠点に
 中国の習近平(シー・ジンピン)指導部が2015年に発表したハイテク産業政策。建国100年を迎える49年に「世界の製造強国の先頭グループ入り」を目指し、産業補助金など様々な強化策の根幹となっている。ハイテク覇権を巡って争う米国はこの政策に警戒を強めており、政府支援の中止などを求めている。
 次世代情報技術や新エネルギー車、産業用ロボットなど10の重点分野と23の品目を選び、品目ごとに国産比率の目標を設定している。例えば、産業競争力の根幹となる半導体は自給率を25年に70%まで高める目標を掲げる。中国製造2025を背景にした公的支援を追い風に、国内企業による巨大工場の建設が進む。
 新型肺炎の発生源となった武漢市は中国製造2025を担う中核拠点のひとつだ。中国初の量産を始めた3次元NAND型フラッシュメモリーの工場や人工知能(AI)の開発拠点があり、新型肺炎の影響で人の移動や物流の遮断が続けば、国を挙げた長期戦略への打撃は避けられない。