日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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検査試薬

2020年2月7日(金) 日本経済新聞 朝刊

遺伝子を増幅、ウイルス特定
 試薬は化学反応を起こして成分を分析する。ヒトから採取した血液や尿などの検体と混ぜるなどして病気の診断や体の異常や変化を調べるのに使う。病院や保健所など臨床分野で使われてきた。最近ではバイオ研究の分野でも遺伝子を増やしたり、特定の箇所を組み換えたりする際に使われるなど応用される場面が増えている。
 タカラバイオの検査試薬は対象者の喉などの粘膜から検体を採取してその遺伝子を増幅させる「PCR」という技術を使ってウイルスを特定する仕組みだ。中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスの検査方法は2019年12月に中国の研究グループが英国の科学誌で発表している。タカラバイオ製の検査試薬が使われたという。国内では国立感染症研究所などが、より短時間で感染の有無を判断できるキットの開発に着手している。
 新興国の経済成長を受けて検査試薬や機器の市場は急成長している。調査会社の富士経済(東京・中央)によると、病気の有無などを確認する臨床検査の世界市場は23年に約9兆円と足元から2割以上成長する見通しになっている。