日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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中国の沿岸部

2020年2月9日(日) 日本経済新聞 朝刊

主要産業抱える都市多く
 中国の沿岸部には主要な産業を抱える都市が多く点在する。直轄市である北京市と上海市は政治と経済の中心地だ。ヒト・モノ・カネの集まる北京は技術革新でも中心的な役割を果たし、ユニコーン企業(企業価値が10億ドル以上の未上場企業)の数は都市別で最多になっている。上海市は金融センターのほかに、米電気自動車メーカーのテスラなどが生産拠点を構える。
 江蘇省は広東省と並ぶ中国最大の製造拠点の一つ。2018年の中国の国内総生産(GDP)に占める割合は10%を超える。鉄鋼業が盛んなほか、外資企業が多いのも特徴だ。広東省の省都の広州市はトヨタ自動車やホンダなど自動車関連の工場が集中する。深圳市はスマートフォンやパソコンなどの電機産業の生産拠点が多い。
 新型肺炎は広州市や深圳市など沿岸部の一角で感染の拡大が目立っており、10日の休業明け後の営業や製造拠点の円滑な再開に懸念が出ている。主要産業が集まる重要な地域だけに、経済活動の停滞が長引けば中国経済の減速感が強まる恐れがある。