日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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フィンテック

2020年2月11日(火) 日本経済新聞 朝刊

ベンチャー投資、8年で29倍
 金融(ファイナンス)と技術(テクノロジー)を組み合わせた造語で、IT(情報技術)を使った新たな金融サービスや金融事業を指す。既存の銀行によるデジタル化に加え、IT企業などの異業種やスタートアップが相次いで参入。人工知能(AI)やビッグデータを使った来店不要のオンライン融資や、ブロックチェーン(分散台帳技術)を使った送金システムなどが登場している。
 フィンテック市場は拡大を続けている。アクセンチュアによると、世界の関連ベンチャーへの投資額は2018年に553億ドル(約6兆円)となり、10年からの8年間で29倍に膨らんだ。アジア太平洋地域が最多で北米と欧州が続く。特に中国アリババ集団傘下のアント・フィナンシャルによる資金調達が伸びをけん引している。
 実店舗を中心に業務を展開してきた既存の金融機関では、スマートフォンアプリの拡充や審査プロセスの改善などでの活用が増えている。帳票処理といった事務作業のデジタル化も進み、行員の働き方も変革を迫られている。新興企業との競合や一部サービスで協業する場面も増えており、3メガ銀行などは新卒採用数を抑制する一方で、理系人材の獲得を強化している。