日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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レアアース

2020年2月15日(土) 日本経済新聞 朝刊

日本、対中依存度なお6割
 レアアース(希土類)は17種類あり、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)、家電などのモーターや磁石には欠かせない素材だ。埋蔵量だけでみると、中国は37%だが、市場規模が小さいこともあり、中国以外での開発は遅れている。
 2010年に尖閣諸島を巡り日中関係が緊張すると、中国は日本向けの輸出を絞った。日本は製造工程で使用量を節減する技術の開発などを進め対中依存度は約9割から6割ほどに低下。ただジスプロシウムなど質量が大きい「重希土類」と呼ばれる元素は依然として中国に大きく依存している。
 米中貿易交渉が続くなか、中国の経済官庁の国家発展改革委員会は19年5月、米国への対抗手段になると示唆した。これに対し、米国はレアアース供給網の見直しを目指す。ミサイルやレーダーなどの兵器製造にレアアースを使うためだ。世界需要は今後も伸びる見通しで、日米などの政府は支援を強化する。