日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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企業の資金調達

2020年3月2日(月) 日本経済新聞 朝刊

金融危機後、社債にシフト
 企業が運転資金の確保や成長投資のために資金を外部から集めること。社債の発行や銀行からの借り入れで負債を増やす方法と、新しい株式を発行して資本を増やす方法がある。未上場企業が株式を上場市場で取引できるように公開して資本を増やすことは新規株式公開(IPO)と呼ぶ。
 企業は資金調達の手段が限られると経済環境が急変動した際などに打撃を受けやすい。金融危機後、銀行借り入れなどの間接金融から社債による調達にシフトする動きが広がった。企業は社債発行で信用力に応じて国債に上乗せした金利を支払うため、低金利下で運用難に悩む投資家の資金も流入してきた。
 経済協力開発機構(OECD)によると、世界の企業が発行した社債の残存額は13.5兆ドル(約1500兆円)と過去最高の水準だ。このうち14%が中国企業分で、新興国全体では22%を占める。1~3年以内に満期を迎える社債は全体の3割にのぼる。市場の動揺が長引けば、債務の元利払いにも影響しかねない。