日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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市場予想

2020年3月4日(水) 日本経済新聞 朝刊

投資材料、株価に影響
 金融機関のアナリストなど専門家による企業業績や経済指標の事前予想のこと。予想値の平均である「コンセンサス」を市場予想と呼ぶこともある。会社側は1期分の業績予想のみを開示する場合がほとんどだが、アナリストは数期先までの予想を算出することが多い。将来の成長性を見通す際に役立ち、多くの投資家が判断材料として活用するため、株価に与える影響が大きい。
 アナリストは、会社とは別に独自で業績予想を作成する。会社側が公表する業績予想の前提と実際のマクロ環境を照らし合わせ、随時予想値を更新する。足元では新型コロナウイルスの感染拡大の影響を織り込み始め、世界企業の2020年1~3月期の純利益の市場予想は日を追うごとに低下している。
 企業の決算発表後の株価は、市場予想を上回ったかどうかで動くケースが多い。減益でも市場予想より良ければ株価は上昇しやすい。アナリスト予想の平均は金融情報会社QUICKが「QUICKコンセンサス」として公表している。エイチ・アイ・エスは2日、20年10月期通期の連結最終損益が従来の黒字予想から一転して11億円の赤字になりそうだと発表し、市場予想を下回ったため翌日に株価は下落した。