日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

  • はてなブックマーク
  • Facebook
  • mixiチェック
  • Twitter
  • LinkedIn

パンデミック

2020年3月13日(金) 日本経済新聞 朝刊

世界で流行、制御不能の状態
 ギリシャ語で「すべて」を意味する「パン」と、「人々」を意味する「デモス」を語源に持つ。ある病気が世界中で大規模に流行し、制御不能になった状態を指す。世界保健機関(WHO)は従来、インフルエンザに対してのみ用いてきた。
 WHOがパンデミックを表明するのは2009年に起きた新型インフルエンザ以来11年ぶり。コロナウイルスを「パンデミック」と表現するのは今回が初めて。過去に最も被害が大きかったのは1918年に発生した「スペイン風邪」と呼ばれるインフルエンザの大流行。世界の患者数は約6億人、死者は5000万人に達したともいわれる。そのほか、57年のアジア風邪、68年の香港風邪などが含まれる。
 パンデミックの宣言自体に法的な拘束力はないが、宣言によってワクチン増産など具体的な施策を促す狙いがある。今回の新型コロナウイルスでも、各国当局が学校の閉鎖や大規模イベントの中止などの拡大防止策の強化を促す材料になる。