日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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米ミネソタ州の黒人暴行死事件

2020年6月2日(火) 日本経済新聞 朝刊

SNSで全米に拡散
 米中西部ミネソタ州ミネアポリスで身柄を拘束された黒人が白人警官による暴行で死亡した事件。米メディアによると、5月25日に黒人のジョージ・フロイドさん(46)を偽札を使った疑いで逮捕した際、警官が首を膝で地面に5分以上押さえ付けた。フロイドさんはその後病院に運ばれ、死亡が確認された。
 フロイドさんが「息ができない」と繰り返し警官に訴える姿が現場に居合わせた市民によって撮影され、SNS(交流サイト)によって全米に拡散した。事件をきっかけに全米各地で抗議活動が広がった。店舗からの略奪や放火など一部のデモが暴徒化しており、全米で少なくとも40都市が夜間外出禁止令を出し、首都ワシントンと15州では州兵(ナショナルガード)を動員した。
 新型コロナウイルスの感染拡大で、人種差別や経済停滞への不満が膨らんでいることが背景にある。米調査機関によると、コロナによる黒人の死者数は白人の2倍強に達し、失業率も白人に比べて高い。トランプ米大統領が「略奪が始まれば銃撃も始まる」とデモへの強硬姿勢を鮮明にするなど、米国社会の分断が深まっている。