日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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高速コンピューター開発

2020年6月23日(火) 日本経済新聞 朝刊

医療や防災の模擬実験担う
 現実世界で試行錯誤が難しい実験などをシミュレーション(模擬実験)するため、各国が高速コンピューターの開発にしのぎを削っている。生き物の頭脳にも例えられるCPU(中央演算処理装置)やGPU(画像処理半導体)などを多数つなげたスーパーコンピューターが高速コンピューターの代表格だ。用途は医療や防災、人工知能(AI)の計算など幅広い。
 米インターセクト360リサーチは、スパコンを含む高性能計算機の2020年の市場規模を前年比7%増の414億ドル(4兆4200億円)と見込んでいた。新型コロナウイルスの影響で、このほど下方修正したが、中長期的には需要の拡大が続く見通し。
 近年、次世代の高速計算機として量子コンピューターの開発も加速している。0と1の組み合わせで計算する従来のコンピューターとは異なり、「0でもあり1でもある」という特殊な状態をつくり出し、高速に問題を解く。米グーグルは19年、最先端のスパコンで解くのに約1万年かかる問題を3分20秒で計算できたと公表した。ただ量子コンピューターは、まだ解ける問題が限られ、スパコンのように幅広い計算には向かない。