日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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損益分岐点比率

2020年6月25日(木) 日本経済新聞 朝刊

増収やコスト減で比率低下
 売上高と費用が等しく、損益がトントンになる売上高の水準(損益分岐点売上高)を実際の売上高で割った数値のこと。低いほど売り上げが現状から減っても利益が出やすい収益構造にある。売上高を伸ばすかコストを減らせば、損益分岐点比率は低下する。
 企業活動の費用は固定費と変動費に分けられる。代表的な固定費は店舗や工場の減価償却費、人件費など。売上高の増減にかかわらず発生する。変動費は原材料費など販売量に応じて増減する費用を指す。新型コロナウイルスの感染拡大で経済活動が急激に落ち込んだ局面では、売り上げの急減にコスト面での対応が追いつかず、損益分岐点比率が上昇した。
 日本の上場企業の損益分岐点比率の推移をみると、直近で最も高かったのはリーマン・ショックがあった2009年3月期の88%。その後は、景気回復に伴う売り上げ拡大やコスト削減で上場企業全体が最高益だった18年3月期まで低下傾向だった。