日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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インパクト投資

2020年7月14日(火) 日本経済新聞 朝刊

社会課題への効果測定
 環境や社会、企業統治に配慮する「ESG投資」の一種。社会課題の解決に貢献する投資先を選ぶだけでなく、投資の実行前や後にその企業が社会にもたらす効果の測定もする。投資活動が社会に与える実際の影響度(インパクト)を重視するためこう呼ばれる。
 一般的なESG投資は、例えば企業が環境事業の資金調達で発行するグリーンボンド(環境債)などが対象だ。投資後に実際にどの程度の効果が出たかは把握できないケースが多い。インパクト投資では投資後に事業拡大が社会に与えた影響を数値などで示すため、投資効果をつかみやすい。
 例えば遠隔地に医薬品をドローンで配送したり、農村部で太陽光発電をしたりする企業に投資した場合は、医療環境や社会インフラの改善などを測定する。注目が集まることで社会解決に取り組む企業に資金が集まり、企業の収益力が高まって投資がさらに集まるといった循環が生まれつつある。グローバル・インパクト投資ネットワーク(GIIN)によると、世界のインパクト投資市場は2019年末に前年比で4割増え7000億ドル(約75兆円)を超えた。