日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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ミサイル防衛

2020年8月19日(水) 日本経済新聞 朝刊

早期警戒衛星で発射探知
 放物線を描いて飛ぶ弾道ミサイルなどを撃ち落とし、被害を防ぐこと。日本は海上のイージス艦と、地上の地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)の2段構えで対処する。イージス艦はミサイルが大気圏外を飛行する「ミッドコース段階」、PAC3は大気圏に再突入後の「ターミナル段階」で迎撃する。
 日本に向けて弾道ミサイルが発射された場合、まず米軍の早期警戒衛星が熱源を探知する。自衛隊は地上や海上からレーダーで追尾して落下地点を予測し、イージス艦やPAC3に指示して撃ち落とす。放物線の軌道で飛ぶ弾道ミサイルは飛行経路の追尾や予測がしやすく、迎撃の可能性が上がる。日本はいまは早期警戒衛星をもたないため、発射直後の探知・追尾の情報は米国に依存している。
 政府は2017年12月、ミサイル防衛強化に向けて地上配備型迎撃ミサイル「イージス・アショア」の導入を決めた。発射時に使う推進装置の落下場所を安全な地域にする確証がないと判明し、今年6月に計画を断念した。政府は代替策を検討中で、9月をメドに方向性を示す。