日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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ワクチン

2020年8月20日(木) 日本経済新聞 朝刊

遺伝子活用、開発加速に期待
 感染症を予防するため、生物が持つ免疫システムを活用した医薬品のこと。あらかじめ病原性を弱めたり、毒性がなくなったりしたウイルスや細菌を体内に投与することで、病原体への抵抗力をつける仕組み。ワクチンを接種すれば感染症にかかりにくくなる効果がある。
 代表的なワクチンには3つの種類がある。生きた病原体を使う「生ワクチン」、免疫をつくるのに必要な成分だけを取り出して体内で増殖できないようにした「不活化ワクチン」、毒素を除いて無毒化した「トキソイド」だ。生ワクチンにはBCG、不活化ワクチンにはインフルエンザがある。接種方法は皮下注射、経口などワクチンによって異なる。
 ワクチンを製造するにはまずウイルスを培養し、感染能力を失わせたり、ウイルスの一部を取り出したりしてつくる方法が一般的とされる。製造には時間がかかる。新型コロナウイルスのワクチン開発で世界の企業や研究機関が注目しているのがRNAなど新型コロナウイルスの遺伝子データを使ってつくる新たな手法だ。従来型より開発期間が短くなるが、ヒトに実用化された例はない。