日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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個人用防護具

2020年8月24日(月) 日本経済新聞 朝刊

医療用品、安定供給へ増産
 医療従事者が感染症への感染を防ぐ目的で身につける医療用品の総称。英語でPPE(パーソナル・プロテクティブ・エクイップメント)と呼ぶ。新型コロナウイルスの感染拡大で、医療用マスクや気密性の高い高性能マスク「N95」、ガウン、防護服、顔を覆うフェースシールドなどの需要が世界的に高まった。不足すれば医療従事者が感染リスクにさらされて治療にも支障が出る恐れがあり、各国は輸入による在庫の確保や増産に追われた。
 日本政府は海外からN95を買い取り、医療機関に供給している。今春には国内全体で1300万枚が不足しているとの試算もあったが「現在は不足感は和らいだ」(都内の大学病院)との声がある。医療用ガウンでも今春には4500万着が追加で必要とされていたが、買い取り制度により世界中から集めた6千万着を7月末までに配布している。
 ただ、多くは中国など海外からの輸入に頼っている。安定供給に向け、企業は相次いで生産ラインの構築や増産に乗り出した。帝人グループは4月にウェブページ上で医療用ガウンの型紙を公開した。衣料品大手のワールドは型紙を活用し、これまで手掛けていなかった医療用ガウンの生産に短期間でこぎつけた。こうした企業間の連携をさらに進められるかも国産化のカギを握りそうだ。