日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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国際共著論文

2020年9月20日(日) 日本経済新聞 朝刊

ハイテク関連分野で急増
 1つの国の大学や研究機関、企業に所属する研究者が、別の国の大学や企業などの研究者と共同研究した成果を書いた論文のこと。様々な国の研究者が協力し合うことで、互いの持つ専門分野を生かして研究を加速させたり、希少なデータを有効活用したりすることができる。研究者の国籍よりも、所属する組織がある国によって、どこの国の論文かを判断することが多い。
 文部科学省科学技術・学術政策研究所がまとめた科学技術指標2020によると、2018年の国際共著論文数は44万7600本で、5年前の13年比で4割増えた。論文全体に占める国際共著論文の割合も28%と同4ポイント増えており、全体の論文数の増加を上回る勢いで増えている。中でも、物理学や計算機科学、数学といったハイテク技術と関連のある分野は全体に占める比率が3割を超えており、他の分野と比べても高い。
 18年の中国の全体の論文数は39万7500なのに対し、米国は38万3500で、中国の方がわずかに多い。ただ、国際共著論文では、中国の10万6900に対して、米国は17万4200で米国が逆転する。米国は全論文に占める国際共著論文の割合が45%に達しており、様々な国の研究者との協力が米国の研究力を支えている。