日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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リカレント教育

2020年9月22日(火) 日本経済新聞 朝刊

労働市場で価値向上
 義務教育や高等教育を終えた社会人が、新たなスキルを身につけるために学び直すこと。リカレント(recurrent)は「回帰性の」「循環する」といった意味を持つ。自らキャリアを中断して大学に入り直したり、オンライン講座を受講したりして、専門知識や技術を身につける人が多い。
 経済協力開発機構(OECD)が1970年代に概念を提唱したことで広く知られるようになった。テクノロジーの進展や社会の変化に応じて、求められる職種やスキルは変わる。学生時代に学んだ知識は次第に陳腐化していくためリカレント教育を通じて磨き直したり、新たな知見を身につけたりする必要がある。
 労働市場が流動的な欧米などでは転職やキャリアアップのためリカレント教育を活用する人が多い。対照的に年功序列・終身雇用の人事制度が色濃く残る日本では職場内訓練(OJT)を重視する大企業が多い。会社を退職してまでリカレント教育を選ぶ社会人は少数派だ。新型コロナウイルスで雇用の先行きに不安が広がるなかリカレント教育に注目が集まっている。