日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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公募増資

2020年9月26日(土) 日本経済新聞 朝刊

財務の健全性改善に効果
 企業が新株を発行して投資家から資金を集めること。特定の企業などを対象とする第三者割当増資に対し、公募増資は不特定多数の投資家を対象とする。大規模な設備投資や買収に絡んで活用されることが多いが、自己資本比率の上昇で財務の健全性を改善させる効果もある。
 個人を含めて株主の裾野が広がる一方、発行済み株式数が増えて1株当たりの利益が減るため株価下落につながることもある。銀行借り入れと異なり金利を支払うことはないが、配当の支払いや株主からの要求に応える必要性は高まる。毎年の公募増資の実行額は大口案件の有無による振れが大きく、国内ではここ数年、5000億円未満と低水準で推移している。
 航空業界では経営が悪化した日本航空が2006年に1400億円で実施した。最近では8月、アサヒグループホールディングスが買収で膨らんだ有利子負債の返済などを目的に公募増資などで1575億円を調達すると発表している。