日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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インド太平洋構想

2020年10月7日(水) 日本経済新聞 朝刊

経済・安保両面で協力
 太平洋とインド洋を結ぶ地域で、法の支配や市場経済を重視する国が協力する構想。安倍晋三前首相が2016年のアフリカ開発会議(TICAD)で打ち出し、菅義偉首相も基本方針として継承する。地域の平和と安定、繁栄に貢献し、経済と安全保障の両面で連携をめざす。日本や米国、オーストラリア、インドが中核となる。
 経済面では東南アジアやアフリカで道路、橋梁など都市インフラの整備を進める。開発の透明性や返済国の債務残高を考慮した「質の高いインフラ投資」を特徴とする。中国が広域経済圏構想「一帯一路」を掲げ、同地域でインフラ投資を拡大するのに対抗する。
 安保分野では中国の海洋進出を念頭にアジアと中東を結ぶシーレーン(海上交通路)を守る狙いがある。日米豪印の防衛協力は近年活発で、日本も3カ国と海上での共同訓練を重ねる。地域内の途上国の能力構築支援としてフィリピン、インドネシアなどで巡視艇供与や人材育成も手がける。