日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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コンテナ船

2020年10月11日(日) 日本経済新聞 朝刊

値崩れ阻止へ大幅減便
 世界のコンテナ船による物資の輸送量は米中貿易摩擦の影響で2019年後半から頭打ちとなり、新型コロナウイルスの感染拡大が追い打ちをかけている。ドイツのライプニッツ経済研究所と海運経済研究所が公表する世界のコンテナ輸送量指数は、2月に前月比8%低下し、3年ぶりの低水準をつけた。足元では北米向けの輸送需要が回復しているものの、19年半ばの水準には届いていない。
 海運業界では近年、輸送効率の改善とコスト削減を目的にコンテナ船の大型化が進んだ。輸送能力の大幅な増加に伴い市場は供給過剰に陥り、各社は運賃の低迷に苦しんできた。生き残りに向けて世界的な再編も加速し、コンテナ船業界は現在、大手同士がアライアンス(同盟)を組み、3陣営に集約が進んでいる。日本の海運大手3社の共同出資によるコンテナ船会社も同盟に加わる。
 コロナ禍での輸送需要の落ち込みを受けて、海運各社は運賃の値崩れを阻止するため大幅な減便に踏み切った。こうした中で市場の過剰供給が徐々に解消に向かい、採算も改善している。コンテナ船世界最大手のAPモラー・マースク(デンマーク)はコロナ禍の中でも4~6月期の純利益が前年同期の3倍に急増した。