日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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温暖化ガス

2020年10月22日(木) 日本経済新聞 朝刊

CO2やメタンが代表例
 地球を温める効果のある気体を指す。二酸化炭素(CO2)のほか、天然ガスの主成分であるメタン、冷媒に使うフロンなどが代表例だ。日本は2018年度時点で、温暖化ガスをCO2換算で年12億4000万トン排出している。CO2が91.7%を占め、その排出源はエネルギー起源が9割を超す。発電所や製油所がその4割と最も多く、工場などの産業部門が25%、自動車などの運輸部門が18%と続く。森林や海による吸収には限界があるため、排出をいかに減らすかが課題となる。
 CO2は石油や石炭などの化石燃料を燃やすことなどで増える。CO2は森林の植物のほか海水が吸収する。こうした排出量と吸収量が等しくなれば、地球温暖化への影響を軽減できる。英語では「カーボンニュートラル(炭素中立)」という。
 CO2の吸収を増やすのは難しくなっている。熱帯雨林は伐採が進み、米国やオーストラリアなどで大規模な火災の発生が頻発しており、面積が減少している。海洋も温暖化に伴う海水温の上昇により吸収量が減っているとされる。CO2を回収して地中に埋設する技術も開発が進められているが、本格的な普及には課題が多い。