日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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SDR

2015年11月1日(日) 掲載

 Special Drawing Rightsの略。国際通貨基金(IMF)が加盟国に配分する準備通貨で「特別引き出し権」と呼ばれる。実際に市場に流通しているわけではなく、いくつかの通貨を束ねて1つの通貨とみなし、その総合的な価値を割り出す。SDRの価値を決める国際通貨は現在、ドル、ユーロ、英ポンド、日本円の4種類。構成通貨は5年ごとに見直されるが、2000年にユーロが加わってからは変更がない。
 加盟国は出資金に応じてIMFからSDRの配分を受ける。貿易の支払いなどに使う外貨が不足したとき、配分されたSDRを外貨に余裕のある加盟国に売り、引き換えに外貨をもらう。IMFからSDRを借りることもできる。
 人民元がSDRの構成通貨になれば、IMFが元を「国際通貨」とみなしたことになる。世界の国々は貿易の円滑化や為替安定のため、外国の通貨を外貨準備として一定量保有する。いまは元を持っていても外貨準備とみなされない場合があるが、SDRに採用されれば準備通貨と認められることになる。貿易決済で使う元の需要も高まっており、元の保有を積み増す国が増えるとみられる。