日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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インボイス(税額票)

2016年1月1日(金) 掲載

 取引した商品ごとに消費税の税率や税額を記載した伝票のことで「税額票」ともいわれる。国に納める消費税額を計算するのに使う。事業者間で商品を売り買いした際、売り手が発行。買い手はそれを保存しておき、販売側は控えをとっておく。事業者はインボイスに沿って、商品を販売した顧客から預かった消費税から仕入れ先に支払った消費税を差し引いて納税額をはじく。
 これまで日本の消費税率は単一だったので、全体の売上高から納税額を計算できた。複数になると売買した商品ごとに税率や税額を把握しないと納税すべき額が分からない。複数税率を採用しているフランスやドイツ、英国などではすでに導入されている。交付は義務で発行しなかったりすると罰則が科される。税率や税額のほか、発行者や受け取った事業者の名前、事業者ごとに割り振られる固有の番号を記載する形式が多い。
 インボイスは不正な納税を防ぐための制度という側面が強い。これがなければ、不正があった場合に後で追跡するのが難しいためだ。財務省が軽減税率の導入にあたりインボイス導入にこだわったのも、事業者が納税額を少なく抑える「益税」を防ぐのが理由だ。