日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)

2016年2月1日(月) 掲載

 沸騰水型軽水炉(BWR)をベースに改良を重ねた原子炉。BWRは炉心の熱で冷却水を沸騰させ、発生した蒸気でタービンを回す仕組み。ABWRは従来のBWRに比べ配管の簡素化などで安全性を高めた点が特徴だ。日立製作所や東芝などが手掛けており、次世代型軽水炉の柱に位置付ける。
 原子力発電所はBWRのほかに、「加圧水型軽水炉(PWR)」がある。PWRは「1次冷却水」で炉心から取りだした熱を「2次冷却水」に伝えて蒸気をつくり、タービンを回す2段階の構造だ。三菱重工業などが手掛けている。世界ではPWRが主流だが、国内ではほぼ半々。事故を起こした東京電力福島第1原発を含め東日本の電力会社はBWRが多く、関西電力など西日本ではPWRが多数を占めている。
 BWRの方が構造を単純にできる半面、炉心に触れた水がそのまま内部を循環するため、放射性物質の影響が広い範囲の機器に及びやすい。BWRはPWRと比べ原子炉を覆う格納容器の容積が小さい。原発の新しい基準では、いざというとき格納容器の中にたまった蒸気を外に逃がすためのフィルター付きベント(排気)装置の即時導入も求められている。