日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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インフラ輸出

2016年4月1日(金) 掲載

 海外に発電所や橋梁、鉄道などインフラに関連した施設やサービスを売り込む成長戦略のひとつ。政府は2020年までにインフラ輸出額を10年比で3倍の30兆円に増やす目標を掲げる。政府開発援助(ODA)や国際協力銀行(JBIC)など政府系金融を活用した官民一体の活動は、インドの新幹線整備で実を結んだほか、フィリピンでも首都マニラの鉄道案件の獲得につながった。
 その一方で中国や韓国との競争も激しくなっている。中国はアジアインフラ投資銀行(AIIB)を立ち上げた。設立時のメンバーとして日本や米国が参加を見送ったが、欧州主要国は参加している。アジア開発銀行(ADB)だけでは資金支援できない膨大なインフラ需要があり、AIIBは新興国のインフラ案件の資金調達を支援する。中国は豊富な資金力を武器に、インドネシアでは日本を逆転し、高速鉄道を受注した。
 15年10月には習近平国家主席が英国を訪問し、先進国で初めてとなる中国製の原子力発電所の導入を決めた。英国以外ではアルゼンチンやイランでの導入が決まったと報じられている。中国勢は経営不振に陥った仏原子力大手アレバへの出資も検討しており、日本が得意としてきたインフラ分野でも技術的に追いつかれる懸念が高まっている。