日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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認知症

2016年4月1日(金) 掲載

 認知症は脳の神経細胞が死んでしまい、記憶障害や徘徊(はいかい)、妄想などの症状が出る状態のこと。原因疾患としてはアルツハイマー型が最も多く、半数以上を占めるとされる。厚生労働省によると、認知症の高齢者は2012年に約460万人だったが、25年には700万人に達すると推計され、65歳以上の5人に1人にあたる。慶応大学の推計では、医療や介護で社会全体が負担するコストは14兆5000億円(14年)に上り、60年には24兆3000億円に達するという。
 政府は15年1月、認知症対策の総合戦略「新オレンジプラン」を打ち出し、一人暮らしの高齢者の安全確認や行方不明者の早期発見・保護など地域での見守り体制を強化する対策をまとめた。認知症について正しい知識を理解し、自分のできる範囲で認知症の人や家族を支える「認知症サポーター」の数を17年度末に800万人に増やす。
 認知症を治す薬はまだないが、研究は進んでいる。大阪市立大などの研究チームは、最先端の国際研究DIAN(ダイアン)の日本版を始める。将来、ほぼ確実に「家族性アルツハイマー病」になる特定の遺伝子を持つ未発症者に協力を要請。原因物質の状態を数年かけて観察して、発症のメカニズムや薬の効果を調べ、治療薬開発につなげる。