日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

索引

経済用語を索引から検索できます。

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原発の40年規制

2016年4月1日(金) 掲載

 東京電力福島第1原子力発電所の事故後、原子炉等規制法が改正され、政府は原発に対する安全規制を大幅に強化した。柱の一つとしてつくられたのが運転期間を原則40年に制限する仕組みだ。設備の老朽化による事故を防ぐ狙いがあり、原子力規制委員会が認めた場合にだけ、最長60年まで稼働を延長できる。この制度は2013年7月に始まった。
 延長するには多くのハードルを乗り越えなければならない。規制委が定める新規制基準に対応して地震・津波対策を強化したり、事故対策のための電源や冷却設備を用意したりする必要がある。1970年代に稼働した原発は可燃性の素材の電源ケーブルを使うなど設計も古く、火災対策など追加的に求められる対応も多い。これらの対策には1基あたり1000億円以上の費用がかかるとみられる。
 さらに設備が延長に耐えられる健全性を備えていることも証明しなければならない。原子炉や格納容器などの重要設備を点検し、劣化が進んでいないことを確認する。これらの課題について規制委の審査を受け、40年の期限までに延長の認可を得る必要がある。